実数と平方根
要点
実数
自然数 | ||||||
整数 | 0 | |||||
有理数 | 負の整数 | |||||
有限小数 | ||||||
実数 | 循環小数 | |||||
無理数 | (循環しない無限小数) |
自然数 => 正の整数(1, 2, 3, … 100,…)
負の整数 => -1, -2, -3, …-100,…)
整数 => 自然数と0と負の整数
有理数 => mn
の形で表される数 ( m,nは整数、n≠0)
有理数には整数以外に有限小数と循環小数が含まれる。
有限小数 => 14=0.25
循環小数 => 113=3.666…
小数部分が無限に続く小数を無限小数といい、小数第何位かで終わるものを有限小数という。
無限小数のうち数字の配列が繰り返されるものが循環小数である。例題 ≫
無理数 => 有理数でない数を無理数という。無理数は無限小数のうち循環しない小数になる。
無理数の例2=1.41421356…
絶対値
数直線上で座標aの点Pがある。
原点Oと点Pとの距離を絶対値といい、記号|a|であらわす。
絶対値の性質
|a|≧0
a≧0のとき|a|=a
a<0のとき|a|=−a
例題 ≫
平方根
2乗してaになる数をaの平方根という。
正の数aの平方根は2つあり、絶対値が等しく符号が反対。
aと−aである。
0の平方根は0だけ、0=0
負の数の平方根は実数の範囲では存在しない。
a≧0のとき
a>0、
(a)2 = (−a)2 = a
a2 = |a|
つまり
a≧0 ならa2 = a
a<0ならa2 = −a
平方根の公式
平方根の計算は次の公式を利用して行う。
a>0, b>0, k>0のとき
① ab = ab
② ab
=
ab
③ k2a = ka
証明①
(ab)2
=(a)2(b)2=ab
a>0, b>0よりab>0
よって abはabの正の平方根となる。
つまりab=ab
②
(ab)2
= (a)2(b)2
= ab
a>0、b>0よりab>0
よってabは
ab
の正の平方根である。
つまりab
=
ab
③
①より k2a = k2a
= ka
分母の有理化
分母に根号を含む式を変形し、分母に根号を含まない式にすることを分母を有理化するという。