更新日2022/04/29

整数の割り算と商・余り

要点

割り算における商・余り

整数aと正の整数bにたいして
a=bq+r, 0≦r≦b
を満たす整数qとrは1通りに定まる。

a = bq+r余り
a=bq+rにおいて
qは aをbで割ったときの,
rは aをbで割ったときの余り という。
また, r=0のときaはbで割り切れるといい, r≠0なら割り切れないという。

余りによる整数の分類

すべての整数は 正の整数m, 整数kを用いて
mk, mk+1, mk+2, ・・・・, mk+(m-1)
のいずれかの形に表される。

【例】
整数を2で割ったときのあまりは0,1のいずれかなので
すべての整数は 2k, 2k+1 のいずれかの形で表せる。
2kは偶数, 2k+1は奇数である。

割り算の余りの性質

m,kを正の整数, a,b,q,q',r,r'を整数とする。
a=mq+r, b=mq'+r' のとき
① a+bをmで割ったあまりは r+r'をmで割った余りに等しい。
② a-bをmで割ったあまりは r-r'をmで割った余りに等しい。
③ abをmで割ったあまりは rr'をmで割った余りに等しい。
④ akをmで割ったあまりは , rkをmで割った余りに等しい。

例題と練習

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