放物線の対称移動
y軸に平行な直線(x=n)に関して対称移動した場合、x2の係数は変わらず、頂点だけが対称移動する。
x軸に平行な直線(y=n)に関して対称移動した場合、x2の係数は符号が変化し、頂点も対称移動する。
また、対称の軸は対応する点を結んだ線分の垂直二等分線になる。
放物線y=2(x−1)2+2を次の直線に関して対称移動したとき、移動後の放物線の式を求めよ。
x=5 y=−1
x2の係数は変わらないので、頂点をx=5に関して対称移動させる。 x2の係数2を−2にして、頂点をy=−1に関して対称移動させる
頂点(1,2)をx=5に関して対称移動させる。
対称軸x=5から頂点までx座標の差 5−1=4、移動した点のx座標は5+4=9
y座標は同じなので、 移動後の頂点(9,2)となる。また、 x2の係数は変わらないなので
y=2(x−9)2+2
頂点(1,2)をy=−1に関して対称移動させる。
対称軸x=−1から頂点までy座標の差 2−(−1)=3、移動した点のy座標は−1−3=−4
x座標は同じなので、移動後の頂点は(1, −4)となる。 また、x2の係数は符号がかわり−2となる。
y=−2(x−1)2−4
(1)y=−3(x+2)2+5を次の直線に関して対称移動したときの、移動後の放物線の式を求めよ。
y軸y=−3(x−2)2+5 x軸
y=3(x+2)2−5 x=3y=−3(x−8)2+5
y=8y=3(x+2)2+11
(2)y=x2−4x+11 を次の直線に関して対称移動したときの、移動後の放物線の式を求めよ。
x=−1y=(x+4)2+7(またはy=x2+8x+23)
y=−2y=−(x−2)2−11(またはy=−x2+4x−15)