四分位範囲
Q2は中央値、Q1は下位のデータの中央値、Q3は上位のデータの中央値である。
次のデータはA班10人とB班11人の10点満点のテストの点数である。
A班 1, 8, 6, 10, 3, 4, 1, 2, 3, 5
B班 7, 6, 5, 2, 2, 9, 7, 3, 8, 2, 8
それぞれのデータの範囲を求め、データの散らばり度合いを比較せよ。
それぞれのデータの第1四分位数Q1, 第2四分位数Q2, 第3四分位数Q3を求めよ。
それぞれのデータの四分位範囲、四分位偏差を求め、四分位範囲によってデータの散らばりの度合いを比較せよ。
①
A班の最大値は10,最小値1なのでデータの範囲は 10-1 =9
B班の最大値は9, 最小値2なのでデータの範囲は 9-2=7
よってA班のほうが散らばりの度合いが大きい。
②
A班のデータを大きさの順に並べると
1, 1, 2, 3, 3, 4, 5, 6, 8, 10
データが偶数なので上から5番めと6番目の平均が中央値Q2となる。
よってQ2=(3+4)÷2=3.5
下位のデータが1,1,2,3,3なので下位のデータの中央値Q1=2
上位のデータが4, 5, 6, 8, 10なので上位のデータの中央値Q3=6
B班のデータを大きさの順に並べると
2, 2, 2, 3, 5, 6, 7, 7, 8, 8, 9
データが奇数なので上から6番目が中央値Q2となる。
よってQ2=6
下位のデータが2, 2, 2, 3, 5なので下位のデータの中央値Q1=2
上位のデータが7, 7, 8, 8, 9なので上位のデータの中央値Q3=8
③
A班の四分位範囲はQ3-Q1 = 6-2=4
四分位偏差は 4÷2=2
B班の四分位範囲はQ3-Q1 = 8-2=6
四分位偏差は 6÷2=3
よってB班のほうが散らばりの度合いが大きい。
A 0, 1, 12, 6, 5, 2, 2, 8, 7
B 7, 8, 16, 5, 3, 1, 4, 5, 7, 15
C 8, 7, 9, 5, 6, 4, 9, 3, 4, 5, 7
範囲A12, B15, C6 第1四分位数Q1 A1.5, B4, C4 第2四分位数Q2 A5, B6, C6 第3四分位数Q3A7.5, B8, C8 四分位範囲A6, B4, C4