三角比を含む方程式
三角方程式の解き方
sinθ=aの場合、 x軸に平行な直線y=aと単位円の交点を求め、そこからθを導く。
cosθ=bの場合、 y軸に平行な直線x=bと単位円の交点を求め、そこからθを導く。
tanθ=cの場合、 原点を通る傾きがcの直線y=cxと単位円の交点を求め、そこからθを導く。
sin(サイン)→y, cos(コサイン)→x, tan(タンジェント)→傾き
0°≦θ≦180°のとき 次の等式を満たすθを求めよ。
sinθ=32
cosθ=−12
tanθ=−1
① 0°≦θ≦180°の範囲でsinθは常に正で、同じ値になるθが2つある。
sinθ = sin(180°−θ)である。
② 0°≦θ≦180°の範囲でcosθが負になるときは90°≦θ≦180°
その場合cos(180°−θ)= −cosθを使う
③ tanθでも同様で、tan(180°−θ)= −tanθを使う
図のように直線y=32
と単位円の交点は2つになる。
θ=60°だけでなく、θ=120°を忘れないこと。
cos60°=12なので
−12=−cos60°=cos(180°−60°) =cos120°である。
tan45°=1なので、 −1= −tan45°=tan(180°−45°) =tan135°となる。
2sinθ=1θ=30°, 150°
2cosθ=2θ=45°
tanθ=−3θ=120°
2cosθ+3=0θ=150°