更新日2019/09/05

確率の加法定理、余事象の確率

確率の加法定理
2つの事象A,Bが互いに排反のとき
P(A∪B)=P(A)+P(B)
余事象の確率
P(A)=1-P(A)

袋の中に赤玉4個、青玉3個、白玉2個が入っている。ここから同時に4個取り出すとき次の確率を求めよ。
赤玉が3個以上出る確率 3色すべての色が出る確率 取り出した玉の色が2色になる確率

① 赤玉が3個出る事象と赤玉が4個でる事象は互いに排反である。
② 3色出るのは赤2,青1、白1と赤1,青2、白1と赤1、青1、白2の3つの事象である。
③ 2色出る事象は、3色または1色でる事象の余事象である。

袋には全部で9個の玉が入っている。そこから同時に4個取り出すので
すべての場合の数は9C4である。
赤玉が3個、1個は他の色が出る事象の数は
赤玉4個から3個、それ以外の5個から1個取り出すので 4C3×5C1
赤玉4個出る事象の数は 4C4
この2つの事象は互いに排反なので加法定理が利用できる
よって確率は4C3×5C1+4C49C4=16
 

赤2,青1、白1となる事象の数は 4C2×3C1×2C1
赤1,青2、白1となる事象の数は 4C1×3C2×2C1
赤1,青1、白2となる事象の数は 4C1×3C1×2C2
この3つの事象が互いに排反なので
加法定理によって確率は 4C2×3C1×2C1+4C1×3C2×2C1+4C1×3C1×2C29C4=47

取り出すのが1色のみになるのは
4つすべて赤玉のときだけ 4C4
よって確率は4C49C4=1126
②より3色取り出す確率は47
2色取り出すのは3色または1色の余事象なので
確率は1-(1126+47)=53126

20本中に当たりくじが3本ある。このくじを同時に4本引くとき、当たりくじが2本以上含まれる確率を求めよ。 557   (3C2×17C2+3C3×17C120C4 )
袋の中に赤玉5個、青玉4個、白玉2個が入っている。この袋から同時に4個の玉を取り出す。取り出した玉の色が少なくとも2種類以上になる確率を求めよ。 5455   (1-5C4+4C411C4 )
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