更新日2019/09/05

確率の最大値

さいころを100回投げて、3の倍数は、何回でる可能性が最も大きいか。

3の倍数がk回出る確率をPkとして
PkとPk+1の大小関係を調べる。
Pl<Pm>Pn (ただしn=m+1, m=l+1)
となるときPmが最大値である。

3の倍数がk回出る確率をPkとする。
Pk=100Ck(13)k(23)100-k
Pk<Pk+1のときPk+1Pk>1なので
Pk+1Pk=100Ck+1(13)k+1(23)100-k-1100Ck(13)k(23)100-k =100Ck+1×13100Ck×23 =100!(k+1)!・(100-k-1)!k!・(100-k)!100!12 =100-kk+112
よって 100-kk+112 >1
100-k>2k+2
98>3k
32.666・・・>k つまり1≦k≦32でPk<Pk+1
またPk>Pk+1のときPk+1Pk<1なので
100-kk+112<1
100-k<2k+2
98<3k
32.6666<kつまり 33≦kでPk>Pk+1
よってP32<P33>P34である。
したがってもっとも確率が大きいのは33回である。

さいころを100回投げて、3の目は何回でる可能性が最も大きいか。
16回

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