更新日2019/09/05

値域から関数決定

単調増加や単調減少の関数は端の点から値域を出す。
直線の式ではa<0, a=0, a>0 の場合分けが必要かどうか考える。

次の条件を満たすように定数a, bの値を求めよ。
関数y=ax+b (−1<x≦4) の値域が−2≦y<8 関数y=ax+b (−2≦x≦3)の値域が−4≦y≦11

定義域−1<x≦4で、値域−2≦y<8より
x=−1のときy=8, x=4のときy=−2 とわかる。
a<0, a=0, a>0の場合分けが必要。

x=−1,y=8,を代入して8=−a+b
x=4, y=−2を代入して−2=4a+b
連立して解くとa=−2, b=6
O x y -1 8 -2 4

a>0のとき 
xが増加すればyも増加するので
x=−2のときy=−4、 x=3のときy=11
それぞれ代入して −4=−2x+b, 11=3a+b
連立して解くとa=3, b=2
これはa>0を満たす。
-2 -4 3 11 x y O
a=0のとき 
y=bとなるので 値域−4≦y≦11を満たさない。

a<0のとき
xが増加するとyは減少するので
x=−2のときy=11, x=3のときy=−4
それぞれ代入して−4=3a+b, 11=−2a+b
連立して解くとa=−3, b=5
これはa>0を満たす。
よって a=3, b=2 またはa=−3, b=5
x y O -2 -4 3 11

次の条件を満たすように定数a, bの値を求めよ。
関数y=2x+b (a≦x≦8) の値域が−4≦y≦6a=3, b=−10 関数y=−3x+b (a≦x≦4) の値域が−7≦y≦8a=−1, b=5 関数y=ax+b (−1≦x≦2) の値域が4≦y≦10 ただしa<0a=−2, b=8 関数y=ax+b (−2<x≦4) の値域が−10≦y<8a=−3, b=2 関数y=ax+b (−1≦x<3) の値域が−7<y≦13a=−5, b=8 関数y=ax+b (−2≦x≦3) の値域が−8≦y≦12a=4, b=0 または a=−4, b=4
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